参加レポート11/28
「まちてん 地方創生まちづくりEXPO」
先月末に開催した、国内最大級の地方創生イベント まちてんEXPO に参加してきました。
一言でいうなれば、各地で面白い取り組みをしているトップクリエイターの人達と直接繋がれるイベントでした。近い距離感で登壇者と交流することが出来ました。
まちてん とは
地方創生を体感せよ
地域の未来をデザインする地方創生まちづくりEXPO
地方創生とは、
一体、何なのか?
わかるようで、わからない。
でも、何か気になる。
リアルな地方創生を体感してみたいと思いませんか?
その問いに答えるのが、
地方創生まちづくりEXPO「まちてん」です。
リアルな地方創生は、
いま、現場で起こっています。
ならば、全国各地のまちづくりの現場をリードする、まちづくりイノベーターが集まる場を作ろうと考えました。
今まちづくりに取り組んでいる人も、
これから地域に関わりたい人も大歓迎。
イノベーターたちとの出会いから、
リアルな地方創生が見つかります!
まちてんで、地域の未来をデザインする地方創生モデルを考えましょう。
会場は渋谷ヒカリイェー!!!!!
おっと…
関係者しか交われない
懇親会の様子は後にして。。
まちてんに参加してきたよ。
11/28,29の二日間。渋谷ヒカリエ9Fイベントホールにて行われた日本最大級の地方創生イベントです。
冒頭で紹介したように、日本各地で面白い取り組みをしている地域のトップが集まり、TED式にカンファレンス登壇をしたり、トークセッションやミニセミナーを通じ、その活動やノウハウを共有したり、、ブース出展の企業と具体的な取引に関する商談が行われたり…とても実質的なイベントでした。
これから日本(の地方)は、どのように面白くなっていくのだろうか…そんなことを、実践者の話を交えて体感できると共に、実際に話をしたり交流をする場を通じ、育んでいくきっかけの場でもあったように感じました。
若い女性が多かった。
今回面白かったのは、参加者層。老若男女、20代の女性から70代近くの男性まで集まっていたイベントで、若い女性の割合が多かったのがとても印象的でした。(他の地域活性系イベントと比較してもとても珍しい光景に感じました。)
二日間に渡りイベントが開催されていたのですが、僕は一日目のみの参加。
地方のトップが登壇するカンファレンスは、ひと枠 3,000yen(5名の登壇者とその後の交流会のセット)という、決して安くないイベントでしたが、満席に近い状態が続いていました。
僕は一日目のコミュニティプレイス編とYouth編のカンファレンスに参加させて頂きました。
本来6,000yenもの費用が必要なのですが、Facebook経由で情報交換をしていた 一般社団法人Vコミュニティ代表理事 牛飼 勇太さんのお手伝いをする代わりに余っているチケットを譲り受け、楽しみにしていたカンファレンスに参加することが出来ました。
一言レポート紹介をしていきますよ。
ひと枠90分間の講演を、2枠連続で聞いたので、正直情報処理能力が追いつかないくらいインプットが多かったのですが、ノートに殴り書きをしたメモを元に、当日の一言レポートをここから。
株式会社ツクルバ 代表取締役 CCO 中村 真広さん
会員制シェアードワークプレイス「co-ba(コーバ)」を日本全国に展開するツクルバの中村さん。
「暮らす」と「働く」のシームレス化、「学校」と「働く」のシームレス化。という言葉を通じ、民間主導の町づくりを進めていきたい…というような話をされていました。
今後の展開として、「旅するように働く」ことが出来る場の提供をしていきたい…という話が、僕らと非常に重なる部分があって、日本各地に増えてきた Co-ba は、今後オープンソースのような、ゆるい関わりの元、日本全国47都道府県に拠点を作りたいと、目標掲げていました。
その土地に合ったカタチで、その土地の資源を活かして、その土地の人々の手によって、各地異なる場を作っていきたい…
そして、「どの都道府県に行っても、Co-baを通じて 土地を知り、面白い地の人と出逢い、旅するように仕事ができ、様々な資源や人材とのコラボレーションを通じて、ワーキングコミュニティで産業と人材を作る!!」と、ワクワクする話を聞かせて頂きました。
クルミドコーヒー店主、まちづくりプロデューサー 影山 知明さん
2013年に 食べログ(カフェ部門)で全国1位となった「クルミドコーヒー」というカフェの店主をし、人が生み出す場創りの面白さや可能性を話してくれた、まちづくりプロデューサー 影山さん。
元々マッキンゼー出身の方で、その後経営コンサルやベンチャーキャピタルの会社を創業し成果を上げていた背景があった方ですが、現在は西国分寺のカフェの店主。
スピーチの中で、飯田 美樹さんの 「caf'eから時代は創られる」という名著を紹介して下さいました。
「歴史を振り返ると、ヘミングウェイやサルトル、ピカソは皆カフェにいて、カフェを通じて出逢った人や機会の中で新しい時代は生まれた…」というような話をされていて、
日本でいう ときわ荘やジャズ喫茶なんかも、似たような共通点があり、それは、目的もなく人が集まれる場を通じ、「人」が「場」になるということであった。
たまたまこの西国分寺の小さなカフェに居合わせた人たちにより、様々なプロジェクトやイベント、新しい仕事が生まれている実例の話を交え、今後 ヘミングウェイやピカソのような人たちがここから生まれていったら面白い…と語られていました。
利用できる関係→支援しあう関係
というような関わり方を、カフェに来るお客さん一人ひとりに対し考えていくことで、今までになかった好循環を生み出し続けているようでした。
日本郵便株式会社 主任 中川 貴博さん
「… あぁー…そういうことかぁ。」
申し訳ないけど、僕はここへ来て、偏見にも似た感情を抱いてしまった。
日本郵政は民営化されていて、今や他の企業と変わらないはずなのに、どうしても、「以前の」印象を引きずってしまい、「国」を意識してしまうような…なんとも表現しづらいけど、興ざめしてしまうような…あの感覚を抱いてしまった。
上のイメージは僕だけなのかもしれないけど、、未だに日本郵便株式会社と聞くと、真面目なお役所仕事…のような印象を抱く人が多いようで、「実際はそんなことないんだよー」という話を、正にしていました。
24,000を越える拠点があり、一日3,000万もの数の配達をする巨大インフラ。地方に根付く人が郵便局員になり、地域ごとにたくさんの新しい動きが始まっている… 私たちの持っている強みを、是非シェアしていきたい…。
そのような話をされていました。
地域によって色があり、その色の中に生きてきた局員が、ゆるく地元と関わり続けているわけで、地方・地域の連携が必要になってくる今こそ、郵便局の長所を最大限生かす時なのかもしれない…本当にそう感じましたね。
株式会社MYROOM 代表 倉石 智典
まちなかの空き家をリノベーションして賑わいを創出…長野市を拠点に、地域に根差した関係の元、周囲とは異なった物件を扱い、サービスを行っている不動産会社。
控えめで淡々としたプレゼンの中に、時々ぶっ飛んだ言葉が垣間みえ、「実は超面白いじゃん」的 取り組みに感じました。
簡単に説明すると、古民家・空き家等(老朽・中古物件)のマッチングやリノベーション、空き家見学会ツアー等を通じ、地方地域と移住者の間に入るような取り組みをしている不動産会社。
代表の倉石さんは、観光業、都市計画業、不動産業、建築業とクロスオーバーな業界を経てきているので、その全てを併せ持ったようなオリジナルサービスを展開している。
また、町を一つのキャンプ場に見立て、楽しんでもらうような「CAMP不動産」なるプロジェクトを運営している。
「ある時は、キャンプ場を整備・修繕し、ある時はキャンプサイト内を案内し、楽しみ方をサポートする。みんなで楽しく使いながらキャンプ場を持続させていく… そんな感覚で、町と関わっていきたい。」考えたことのないような発想にワクワクした。
この会社は、「所有」と「使用」の間の、「管理」に重点を置いているようです。
長期で住むどうこうという空間よりも、好きなタイミングに好きな場所を好きなように使えるような状態にしておけるよう、「管理」出来る仕事として役割を担うことで、資源をシェアしながら活かし続けられるのでは…というようなことを話されていたのが印象的でした。
一般社団法人ISHINOMAKI2.0 代表理事 松村 豪太さん
「東日本大震災により石巻の街は壊滅状態…。 あれ、でもこれって、街を復活させるチャンスじゃない?」そんなところから、地方創生に着手した松村さん。
「ただ、実際はというと、大震災の前から、後継者不足やシャッター商店街が続き、壊滅状態だったんだ…」という話をされていました。
「世界で一番面白いまちをつくろう」本気でそういった目標を掲げ、チャレンジする若者が、震災を機に全国から集まってきた…アーティストやクリエイターがボランティアを通じて仲良くなり、そのまま居ついた人も少なくない。
…と、文字通り ピンチをチャンスに変え、とても勢いのいいプロジェクトを次々と立ち上げ、事例を蓄積している街と紹介しても過言ではないのかもしれない。
ゼロから始めたプロジェクトの数々は、イマ日本各地で取り組みとして行われている地域創生事業の、先駆け的に行われてきたこともあり、自分たちが体験してきた「場作り」ノウハウや取り組みを、シェアしていきたい…というような話をされていました。
「DIY」「シェア」「参加」
この三つは場作りにとても有効で、自分ごととして関わってくれる関係者を増やすことで、より繋がりを持ちながらプロジェクトを進めていくことができる…ということを言われていました。
コワーキングスペースともまた異なる「オープンシェアオフィス」という取り組みをされていて、オフィスを開放し自由に使ってもらうことで、人の往来や集まる場としての機能を持たせている。
今後のプロジェクトとして「街ぐるみシェアオフィス」という構想を掲げていました。
街のいたるところがシェアスペース化していくことで、パブリックとプライベートの境目がどんどん曖昧になってくる…交流の場を増やしていきながら、新しいクリエイティブを生み続ける街を目指していくようでした。
コミュニティプレイス編
〜HPより引用〜
イノベーティブなまちづくりを実現するプラットフォームとして、人がつながる「コミュニティプレイス」が大きな注目を集めています。
その場を通じて、まちづくりプロジェクトが次々と生まれているのです。
まさに、人の結節点となる場づくりが、まちづくりのエンジン創出に直結!
カフェ、ワークプレイス、復興プラットフォーム、空き家リノベーション…全国から注目を集めるコミュニティプレイスのイノベーターが登壇します。
総括。
今回 5人の登壇者を通じて、このようなスピーチ共有がありました。
それぞれの活動を通じて感じたのは、そのプロジェクトの全てが外側を向いている…ということでした。
ギフトエコノミーの考えにも近いと思うのですが、場のシェアや考え方やノウハウ、資源のシェアを通じて、新しい場作りをしているような印象を、改めて強く感じいました。
あとは、パブリックとプライベートの壁が溶解し始めているような感覚です。セミパブリック…という言葉もありますが、重なる点や薄れていく線の中に、新しいコミュニティプレイスがあるのではないか…と改めて感じました。
だいぶ長くなりましたが、
次回、同日28日のYouth編と懇親会の様子をお送りします。
移動式ゲストハウス House Caravan
https://www.facebook.com/housecaravan
まちてん
http://machiten.com/
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生活費なんと0円!? ドイツ人活動家 ラファエル・フェルマーって誰?
NAVER リンク
http://matome.naver.jp/odai/2143437982857171601
佐藤翔平 (旅人活動家)
社会活動と旅 / 移動する生き方
2014年4月より、家のない旅生活をおくりながら、コミュニティやこれからの日本を考えるソーシャルライフディレクターに。MOVERS JAPAN / SELFAID 代表の他、メディア運営やライティングをしています。 テント寝袋自炊ときどき発電や居住や野宿生活。『移動する生き方』実践者。 86's
Social life director (time-limited:Traveler activist).
I am now active with freelance after work such as apparel, event company, the space decoration.MOVERS JAPAN / SELF AID representative, a promoter. A former depression patient. I propose self-aid as a traveler activist. I contribute it to various media!
「写真素材の提供を始めました。」
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https://www.facebook.com/satoshohei0314
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